お手本を見ても書けないのにいきなり制作しようとしている [水墨画の基本、道具・材料]
手本があるのに描けない
お手本を見て描いたのに出来なかった人。
なのに、芸術制作をしようとしている。
如何にも可笑しい話に聞こえるかもしれません。
あるいは、
お手本通り書くつもりでしたが
出来上がりを見ると
訳のわからないものでした。
それどころか、
お手本にないものを勝手につけられて
「蛇足」しか思えない。
お手本の意味は何だろうか?
お手本を無視した「創作料理」?
しかし「創作料理」をつくる人は
まず料理の基本を知っている。
当たり前ですが。
人は走る前にまずちゃんと歩けなければいけない。
冒頭で話した例ですと、
その基本はできていないのが問題だ。
繰り返すことになります。
以前、模写のことについて話しました。
ところが、一枚のお手本について
何枚の練習が必要ですか、という素朴な疑問が
くると思います。
レベルによって、
1、2枚だけで充分という中、上級者もいれば
10枚練習しても足りない初級レベルがいるはずです。
一概に言えませんが
上手くなりたい人なら最低でも
50~100枚ではないでしょうか。
初心者レベルなのに、
1、2枚だけ書いて「練習しました」と
満足している人がいます。
いちばん不思議なのは
お手本との差を自分の眼で見て
違いがあるにも関わらず
妙に納得していたのか
どこが足りないのか分からない人。
冗談じゃない、
それでレベルアップと思うなら
その考えも甘すぎるよ!
▼熟紙で書いたもの
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