三、四筆で描けた木（なぜうまく書けないあなた）

画家の実力は如何ほどか
山水（風景画）なら木（樹木）、
花鳥なら四君子（梅蘭竹菊の何れ）
を見れば判断がつく。

それは、木が山水画の基本で
四君子画は花鳥画の基本ですから
どれにしても難しく
誤魔化すことができなく
とくに水墨画の原点としての
運筆などが著しく表し
避けては通りません。
故に木や四君子はその人（画家）
腕の実力が図りやすい。

現代水墨画は聞こえがよく
陰影などが使ったりします。

ある程度実力の不足は
誤魔化せるかもしれません。

基本は難しい。

わずか三、四筆だけでプロなら木の形が見え
素人が描いた木はやはり幼稚っぽいことがわかります。

なぜその差があるのか
訓練（練習）を受けたか否かでしょう。

よく生徒さんからは、
何故それがいいと言っているのか
どこがいいか私には分からない
という話しがあります。

初心者なら絵の良さについて知らないことが理解できますが
あまり下手な絵を書く人に
絵画の技法書を執筆させることは
可笑しい。

それこそ「誰でも水墨画が書ける」時代になる（よくそういう書名を目にする）

一般人や初心者ならわかるが
出版社の編集もそのレベルだと
許し難い話ですね。

プロが描いた木、素人が描いた木

木（素人）

木（素人）

プロが描いた木

陸墨会の活動（スケッチ、美術展）

（刊行物）

花田園(埼玉県越谷・2019年）

(メンバー作品)
　　


浮間公園(都内・2019年）

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