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水墨画には欠かせない道具

これさえあれば、簡単にはじめられます。いわゆる「筆」「墨」「硯」「紙」。
中国では「文房四宝」といい、水墨画には欠かせない道具です。


■筆

筆には狼毫筆(剛毫筆)、羊毫筆(柔毫筆)、兼毫筆(けんごう、芯は剛毫系)と3タイプあります。
狼毫筆(剛毫筆)は、狼、馬、狸、イタチなどが混じった堅めタイプ、

羊毫筆(柔毫筆)は柔らかい羊などの毛で作られています。

兼毫筆とは、狼毛と羊毛を混ぜ合わせてミックスタイプ(芯は狼毫系)です。
初心者にはおすすめです。

値段は中国製800円~、日本製2000円ぐらいのものを選ぶと良いでしょう。

なお、書道用筆も使えますが、使い分けしない場合が多いです。


■墨

水墨画の初心者の方は、市販の液体墨を使うと良いでしょう。

液体墨は時間が経過すると速くも固まっていくので、廃棄しましょう。

水墨画に慣れてきたら、墨を磨って描くと良いでしょう。
やはり墨汁と違った、書き心地もそのうち実感するでしょう。

墨は高温や湿度の変化を嫌うので、風通しの良いところで保管しましょう。



■硯

水墨画の初心者の方は、使用しなくてもかまいません。

硯には中国産の石で作った唐硯と日本産の石で作った和硯があります。
硯の墨をためる部分を「海」と言い、墨をする部分を「丘」と言います。
硯は、この「丘」の部分の凹凸が細かいものが良いとされていっるようです。

硯値段は高いですが、3000円~の硯なら、十分に使えます。

当たり前ですが、墨汁の場合は、皿や容器など何でも代用品があります。



■紙

水墨画で用いる紙には、主に中国産(宣紙)と日本産(和紙)のものがあります。

水墨画初心者の方は、いわゆる四君子画(しくんしが=竹・梅・蘭・菊)から始まるのが一般的です。
また、初心者は運筆が遅いと思いますので、滲みのでない半紙を選んで四君子画を描くと良いでしょう。



中国産宣紙

日本では画仙紙(中国では生宣紙)
宣紙は、中国の安徽省宣州(宣城)産の上質書画紙から来ているという。
wikiで調べたてみら、画仙紙は日本の呼び名で、日本では江戸時代以来、
中国から輸入した書画紙が用いられたが、第二次世界大戦後これに倣った紙が
各地で生産されるようになった。日本では中国製のものを本画仙と呼ぶのに対し、
日本製のものを和画仙ともいう。日本の画仙紙には、
甲州画仙、因州画仙、越前画仙、土佐画仙、伊予画仙などがある。



宣紙(生宣紙)の特徴でもありますが、馴れたらこのニジミ効果は抜群です。
(スイカの絵・部分)
2018070602.jpg





水墨画は自分のペースで行える趣味です。とくに書道の基礎を持つ方ならぜひ水墨画も
やってみて欲しいです。(以前は「書画」でした)
基礎さえ身に付ければ後はセンス限界がないから向上心が絶えません。

また、水墨画を行うと、書道と同様に精神力(集中力)が必要で、洞察力、 表現力も磨かれます。

水墨画は小学生からシニアまで、一生続けられる趣味として人気があります。
多少遊び感覚で書くことを楽しんでください。
きっと水墨画の奥深さ、楽しさを知ることができるはずです。




[→] 水墨画入門編・竹の描き方


(ご案内)水墨画・墨彩画教室

   新宿教室  電話 03-5338-6711

   千葉教室(柏)電話 04-7137-4811

体験レッスン受付中。



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